あべえみこ まっしろいこころ
https://www.youtube.com/watch?v=1eHGQD0VM78
これは子ども向けに作られたものであり、子どもに向かって歌われる歌だろうと思う。そして、この演奏はNHKの子ども向けの音楽番組での演奏だったのだろう。僕は子どもの頃に、NHKの音楽番組でこの曲を何度も聞いたことがある。改めて、NHKに感謝する。
「まっしろいこころ」とは、どのようなことをいっているのだろうか。人は、年をとるにつれて大切なものを失くしていく。その「大切なもの」を、一応、芸術の創造の源泉のようなものだと仮定する。まことの芸術家というものは、子どもの頃に既に彼か彼女の創造性の端緒・突破口のようなものに出会っているのではないかと思う。しかし、多くの芸術家は、この端緒や突破口のようなものを、世の中の塵埃にまみれるにつれて、どこかに置き忘れてしまいがちなのである。
この「まっしろいこころ」という歌は、これが芸術であると絶対的な自信をもって言えるわけではないけれども、ある意味では芸術的な高みにまで達している曲である。ええ?こんなに貧相で貧弱なつまらない曲が、どうして芸術なのか?とお思いの人は、ユング派のような、世の多数派である芸術とは縁のない人種の人であることを自覚していたほうがよい。でないと、遠山敦子のようなユングにいかれたモンスターが、か弱い芸術家達を踏み殺してしまいかねないのである。そういう人は、絢爛豪華なワーグナーの楽劇にでも熱中していればよいのである。小泉純一郎のように。ただし、ワーグナーの作品は芸術ではない。
芸術の美とは、豪華な大輪の薔薇の花や色鮮やかなチューリップの花の美しさではなく、一見、貧相で貧弱な小さな野の花の美しさである。
「まっしろいこころ」を歌っている歌手は、一級の芸術作品と言ってもよいポーランド民謡の「春が呼んでるよ」をも歌っている。やはり、子どものために歌われている。こちらのほうも素晴らしい演奏である。
あべえみこ 春が呼んでるよ
https://www.youtube.com/watch?v=i-0MTQYDC6A
(youtubeのURLのリンクを勝手に貼ってもよいのだろうか。このような問題に詳しい人がおられましたら、教えてください。
goromoriyama(at sign)gmail.com )
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